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概要
地球温暖化,エネルギー資源の枯渇といった,人類あるいは地球システムの持続的繁栄を脅かす問題の解決が急務となっている。その解決には,化石燃料の使用抑制,エネルギー効率向上,再生型エネルギーの導入などが有効となる。
2000年4月に発足した当研究室では,エネルギーの発生・変換・貯蔵・消費において,エネルギー管理制御 (Energy Management Control) によって効率向上を図り,スマートモビリティ (Smart Mobility) の実現を目指している。電気の形(直流/交流,周波数,電圧)を変えるパワーエレクトロニクス技術が近年急速に進展してきたことによって,電気エネルギーの制御性が圧倒的に良くなったため,特に電気エネルギーの有効利用を前提としている。
本研究室で扱うエネルギー管理制御によるスマートモビリティは,電気的なエネルギーだけでなく,運動エネルギーや位置エネルギーなども含めたエネルギー管理制御で鉄道や道路交通における省エネルギーを実現する。また,エネルギー源としては自然エネルギー等の積極的な活用を目指している。その基礎となる理論は,電気電子回路理論,電気機器学,パワーエレクトロニクスだけではなく,最適制御,数理計画法なども範囲となる。
エネルギーは,物理的な作用に関わる根源的要素であり,その研究は自ずと自然現象に根ざしたものとなる。エネルギーを取り扱う能力は,自然現象を正しく理解する能力であり,そういった能力を持つ人材の育成をも目指している。
研究室 3つの特徴
- 多様な研究・研究者
- 多くの留学生が在籍しています。学生は自主的に設定した多様な研究テーマに取り組んでいます。
- 鉄道に関するユニークな研究
- 電気鉄道を本格的に取り扱っている日本で数少ない研究室の一つで,他にはないノウハウがあります。
- 高い注目を集める研究成果
- エネルギー変換や電気鉄道の分野において先鞭的な研究論文を発表し,それらが沢山の引用を受けています。
テーマの特徴
エネルギー・人・物を運ぶ社会インフラを電気工学で最適にデザインします。その中で,本研究室の強みである次の点を活かしたテーマ設定を行っています。
- 電気機器やパワーエレクトロニクスなどの電力変換技術
- 自然エネルギー,電力貯蔵や非接触給電などの先進的エネルギーデバイスの応用
- 電気電子工学だけでなく,機械工学や土木工学などの融合技術となる交通システム
- 最適化手法や制御手法などの理論的取扱